甲府盆地に春の訪れを告げる風物詩「若草の十日市」

 


■甲府盆地に春を呼ぶ「若草の十日市」は毎年2月10日、11日の2日間、南アルプス市若草町十日市場の県道、韮崎・櫛形・豊富線沿道1キロをメインに、盛大に繰り広げられる古い歴史の祭りです。
今もかつての「歳の市」の面影を残し、沿道には木工製品や緑起物などを売る露店が並び、甲府盆地に春を呼ぶ祭りの風情は今日も変わることなく、毎年近郊から数十万人が訪れ賑わいをみせます。
「十日市で売っていないものは、猫のたまごと馬の角ぐらいだ」と言い習わされてきたそうで、「猫のたまご」と「馬の角」、ついつい繰り返してしまいますが、なんと洒落た例えじゃあありませんか。「市」に出揃う品数の豊富さ、珍しさ、貴重さがひしひしと伝わって来ます。

■市は、定められた日に、定められた場所で物品の売買を行うという、古くに成立した日本の流通形態のひとつです。「十日市」の歴史も古く、そのことを裏付けるものに、天正11年(1583年)の徳川家康印判状写にある「十日市場村」という村名や、天正18年(1590年)浅野弾正少弼吉永の「十日市の禁制写」があります。これらを見ると、「十日市」の反映や、その活気ある庶民の暮らしが浮かんでくる、と某解説にあるのですが、これらの古文書がどこにどう伝わっているのかは情報つかんでおりません。調査不足ですいません。

■「木工品(ウス)」と「甲州だるま」が、十日市の名物だという解説がありました。「ウス」は餅をつく「臼」だと思うのですが、「臼」を売る露店も並ぶのでしょうか?行ってみなきゃわかりませんよね。楽しみです。

■「甲州だるま」の方は山梨の伝統工芸で、一般的なだるまより鼻が高く勇壮な顔立ちが特徴ということです。甲府市飯田のだるま職人、乙黒武良夫(むらお)さんが制作しているそうです。乙黒さんは毎年8月ごろから制作に取りかかり、柳や桜の木の木型に和紙を幾重にも張り付け、1週間以上かけて乾かし、赤や白の油性塗料を塗って仕上げるそうです。完成まで20以上の工程が必要で、約1カ月かかるそうです。今年は高さが約15〜60センチの18種類のだるまが、1個1200〜3万8000円で十日市に出るそうです。乙黒さんが作った「甲州だるま」も見るのが楽しみです。いや、見るばかりでなく小さいのを一つ買ってこようかしら。

■「若草の十日市」、名前からしていかにも春らしいじゃありませんか。次の次の号で写真をアップしてご報告致します。
あっ!それともいかがですか、お出かけになってみては。
もしよろしければ「やまなし県で逢いませう」

※以下のサイトを参考にさせていただきました:南アルプス市商工会南アルプス市MSN毎日インタラクティブ