福田山「塩澤寺」の重要文化財「地蔵堂」と「厄除地蔵尊祭り」

 

「塩澤寺」の「厄除地蔵尊祭り」

■「若草の十日市」に続いて、甲府盆地に春を呼ぶお祭りをもう一つご紹介しましょう。甲府市湯村の厄除地蔵尊「塩澤寺」の「厄除地蔵尊祭り」です。
塩澤寺のお地蔵さん、県指定文化財の「石造地蔵菩薩座像」は、普段は耳が聞こえないのですが、2月13日正午から14日正午にかけては耳がよく聞こえるといわれているそうで、毎年2月13日午後0時から翌14日午後0時までの間、願いを聞いてもらおうと厄払いや願かけに全国各地からたくさんの参拝客が訪れます。これが「厄除地蔵尊祭り」だそうです。

「塩澤寺」の「厄除地蔵尊祭り」

■厄除地蔵尊「塩澤寺」のご本尊「石造地蔵菩薩座像」が安置されている「地蔵堂」は、国の重要文化財に指定され手います。そして、この福田山「塩澤寺」は、808年、弘法大師が開山し、933年、空也上人によって開かれたといわれています。
山門の脇には「舞鶴の松」と呼ばれる県指定天然記念物のクロマツがあり、高さはありませんが横に伸びた枝は30メートルにも及びます。山門の上には鐘があり、大晦日には一般の人も並んで除夜の鐘をつくことができます。寺の境内は、白樫の自然林で、日本最北端といわれ市指定の天然記念物です。

「塩澤寺」の「厄除地蔵尊祭り」

■地蔵堂の裏手に回ると、岩盤を50センチほどくり抜いた中に祀られた「首浮き地蔵」があります。この「首浮き地蔵」、首と体が離れていて、願いごとがかなうときは、首が軽く浮き上がるといわれているそうです。
地蔵堂からは、南アルプスが一望でき、住宅地の向こうにはこんもりとお椀を逆さまにした加牟那塚古墳が見えます。地蔵堂の右手を奥に歩いていくと、板碑があります。県内最古のものといわれ、1350年2月の銘がある阿弥陀種子の板碑と1374年の銘がある無縫塔の2基があります。

「塩澤寺」の「厄除地蔵尊祭り」

■「厄除地蔵尊祭り」からちょっと離れた話しになってしまいましたが、2月13日には、是非ともこの24時間だけ耳が聞こえるようになると言うお地蔵さんに願い事を聞いていただき、開運厄除、家内安全等を祈ってまいります。
春を告げるお祭りとしては、その町並みが、百余の軒を連ねる露店と、十万人といわれる人波に埋め尽くされるという、他に例をみないといわれているそうです。普段は、落ち着いた静かな湯村温泉郷も、このときばかりは大変な熱気を帯びるのだそうです。楽しみではありませんか。

「塩澤寺」の「厄除地蔵尊祭り」

■弘法大師が開湯し八百年の歴史を誇る甲府市湯村温泉郷、厄除地蔵尊福田山塩澤寺の「厄除地蔵尊祭り」。庶民の歴史の臭いがプンプンするではありませんか。次の次の号で写真をアップしてご報告致します。あっ!それともいかがですか、お出かけになってみては。もしよろしければ「やまなし県で逢いませう」

「塩澤寺」の「厄除地蔵尊祭り」

※以下のサイトを参考にさせていただきました:湯村温泉旅館協同組合厄除地蔵尊「塩澤寺」甲府市