真画の残像・その一
 

身延山山頂から眺める富士川が蛇行する彼方

身延山山頂から眺める富士川が蛇行する彼方甲府盆地を中心として少しばかり歪んだ"Y"字形に三本の川が流れていく。
山梨県の地図に正対して左上信濃は諏訪方面から釜無川、右上秩父山地方面から笛吹川、そしてこの二本の川は一本の富士川となり、真下の駿河湾へと流れていく。
写真は、その富士川が蛇行しながら駿河湾に向かう様を、身延山山頂から撮影した。2007年元旦の初明かりの中である。
身延山山頂へは身延登山鉄道株式会社ロープウェイで簡単に登ることができる。元旦の朝とダイヤモンド富士が拝める時期、は未明から運行している。
日蓮宗総本山「身延山久遠寺」で除夜の鐘を衝き、明け方四時から「元旦祝祷会」に参加してから、初日の出に間に合うようにロープウェイに乗る。
富士山の右裾から登る初日の出も素晴らしい景色であったが、それ以上に「身延山山頂から眺める富士川が蛇行する彼方」が徐々に明るくなっていく様が、まるで一枚の絵画のように今でも目に焼き付いている。

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